こんにちは、伊丹市のエアコンクリーニング業者、お掃除の亀ちゃんです。
今日は阿倍野区のエアコンクリーニングでしたが、作業前にお客さんが珍しい症状を訴えられていました。
「なんかエアコンつけたら目が痛くなるんだけど。子供もみんな言うねん。」
目が乾くというのはよく聞くんですが、目が痛いというのは聞いた事がない。
ここでエアコンが原因で身体に引き起こす可能性のある症状をちょっと書いてみましょう。
●エアコンが原因で起こる症状例
- 咳、くしゃみ(咳ぜんそく、カビ肺炎)
- 目の乾き
- クーラー病
1.咳、くしゃみ
→おそらくエアコンが原因の症状として最もポピュラーなのがこれ。
エアコンをつけてしばらくすると、咳が出だしたりくしゃみが止まらなくなったりするという症状です。
エアコンの中はホコリやカビやダニの死骸、花粉など、様々なものの温床となっていますので、そこからお部屋に空気が出てくると、当然それらの物質も空気に乗って飛んできます。
花粉と同じで目には見えないそれらの物質は鼻や喉に入り込み、その影響で気管支系の病気を引き起こして、いわゆる咳ぜんそくであったり、咳が酷くなってくとカビ肺炎という症状にも至るケースが見受けられます。
対策としては、咳やくしゃみに関してはエアコンのカビや汚れが原因の可能性が高いので、エアコンクリーニングか買い替えが必要です。
2.目の乾き
→エアコンの風が直接目に当たっていたりすると、目が乾燥してきますし、直接でなくとも冷暖房はお部屋の湿度を奪って乾燥させていくので、目の乾き(ドライアイ)になりがちです。
こちらは湿度の問題ですので、加湿器を使ったり、濡れタオルや洗濯物を干してみても効果的ですね。
3.クーラー病
→聞きなれない方もいるかと思いますが、長時間冷房の効いた部屋にいると、体がだるくなってきたり、手足の冷えや、頭痛、肩こり、下痢と多様な症状が見られます。
長時間冷房に当たっていると、体の体温調節をしている自律神経が混乱し、バランスを崩してしまう事によって起こる症状です。
対策として、外気温と室内の設定温度の差を広げすぎない事、つまりエアコンの設定温度を下げすぎた状態で長時間使用しない事です。
主に有名な症状はこの辺りなのですが、目が痛いというのは入っていませんね。
正直僕にも最初はわからなかったのですが、エアコンを開けてフィルターを外してみると、フィルターが異様なほど黒ずんでいたんですよね。
いつもの汚れの黒ずみとも違う感じの汚れだったので、これは何の汚れだ?とよくよくお客さんと話を聞いてみると、
「そういえば、家の前を走っている路面電車から出る鉄粉でベランダの手すりや洗濯物がすぐ汚れるねん。」との事。
調べてみると、確かに電車の線路近辺では線路と車輪の摩擦によって発生する鉄粉による被害が出ている例が数多くあり、路面電車も例外ではないので、おそらくはその鉄粉をエアコンが吸い込んで吐き出しているから目が痛いのかも?という仮説が生まれました。
本当のところはどうなのか正直わからないのですが、エアコンクリーニング後は「目が痛くない!今のところ大丈夫や!」と言っていただけました。
電車の鉄粉かぁ~、そんな事もあるのかなとまた一つ現場で勉強させて頂きましたという今日のお話でした。
それではまた!
from お掃除の亀ちゃん